アムステルダムから車で約20分。堀に囲まれた赤いはね橋を渡ると、そこには13世紀そのままの姿を残す中世の城が待っています——ムイデンスロット(Muiderslot)です。
4つの円形の塔を持つレンガ造りの城は、オランダで最もよく保存された中世城郭のひとつ。ユネスコ世界遺産「アムステルダム防衛線(Stelling van Amsterdam)」の一部でもあり、歴史・景観・体験が三拍子そろった観光スポットです。
アムステルダムに滞在するなら、ぜひ日帰りで足を伸ばしてみてください。
ムイデンスロットとは?歴史と見どころ
ムイデンスロットは13世紀にフローリス5世伯爵によって建てられた城です。正方形の城壁に4つの円塔を配したコンパクトながら重厚な構造で、かつてはアムステル川の河口を守る水上要塞として機能していました。

城の入口には赤く塗られたはね橋(跳ね橋)が架かっており、堀の水面に映える赤と茶のコントラストはまさに絵はがきのような風景。オランダのお城といえばこのムイデンスロットが思い浮かぶほど、国内を代表するシンボル的な存在です。
城内ではガイドツアー(黄金時代ツアー・騎士ルート)が行われており、当時の生活を再現した部屋、大広間の暖炉、地下牢(ケルカー)、城壁の回廊などを見学できます。大広間のテーブルにはゴーダチーズや卵が並び、17世紀の食卓が再現されていてタイムスリップ感抜群です。

子ども連れにも最高!体験型のアクティビティ
ムイデンスロットは子どもが楽しめる体験が充実しているのも大きな魅力です。
騎士の鎧体験・地下牢体験
城内には実際に身につけられる鎧や兜の展示があり、子どもが中世の騎士気分を味わえます。地下牢エリアでは薄暗い石造りの空間で囚人気分を体験できるコーナーも。

吊り橋(ロープブリッジ)
城の塔と塔をつなぐ吊り橋は、揺れてスリル満点。子どもたちに大人気のスポットです。

インタラクティブな城の攻防ゲーム
城内の一室には城の地図を使った中世の攻城戦ゲームがあり、子どもたちが夢中になって遊んでいます。

大砲の実演・中世武器デモンストレーション
城の外の土塁エリアでは、スタッフ扮する中世の兵士が大砲の仕組みや武器の使い方を実演してくれます。特にお子さんには大興奮のプログラムです。

宝探しゲーム(別途€2)
城内を歩き回りながら謎を解く子ども向けの宝探しが楽しめます。
城の外も見逃せない!要塞跡と中世庭園
ムイデンスロットは城だけでなく、周辺のエリアも見どころがあります。
土塁要塞とアムステルダム防衛線
城の周辺には、草に覆われた土塁とレンガのトンネルからなる19世紀の要塞跡が残っています。ここはユネスコ世界遺産「アムステルダム防衛線(Stelling van Amsterdam)」の一部で、オランダの水管理技術を活用した独特の防衛システムの遺構です。土塁の上に置かれた赤い台座の大砲がフォトジェニックで人気のスポット。

中世ハーブ庭園
城の敷地内には美しく整備された中世様式のハーブ庭園があります。キッチンハーブ(Keukenkruiden)が区画ごとに植えられた庭の中央には、金属フレームに枝を誘引したアーチ型の樹木と円形ベンチがあり、フォトスポットとしても人気です。庭園のみの入場は無料です。

木のアーチトンネル
庭園から城へと続く木の枝で作られたアーチトンネルは、夏は緑が生い茂り、冬は枯れ枝の美しいシルエットが楽しめます。

基本情報:料金・アクセス・営業時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | Herengracht 1, Muiden |
| 営業時間 | 毎日10:00〜17:00(11月〜3月は火〜日のみ) |
| 入場料(大人) | €19.50(約3,500円) |
| 入場料(子ども4〜11歳) | €7.50(約1,350円) |
| 庭園のみ | 無料 |
| オーディオガイド | 入場料に含む(10言語対応) |
アムステルダムからのアクセス
アムステルダム・アムステル駅からバス320・322・327番で「P+R Muiden」下車が便利です。または最寄り駅のウェースプ(Weesp)からバス110番でアクセスできます。車の場合はアムステルダム中心部から約20〜30分です。
詳しい訪問情報はムイデンスロット公式サイト(英語)で確認できます。
まとめ:アムステルダム観光のプラスαに最適
ムイデンスロットはアムステルダムの観光に慣れてきた方にも、初めてオランダを訪れる方にもおすすめできる日帰りスポットです。
中世の城・体験型アクティビティ・要塞跡・ハーブ庭園と見どころが多く、大人も子どもも一日楽しめます。週末の小旅行先として、ぜひ候補に入れてみてください。


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