【2026年最新版】日本ではありえない!合理的なオランダ→再配達無し、電気・水道の検針は自分でやる?!

オランダ文化・常識

日本とオランダでは異なる文化、習慣、ルールがたくさんあります。日本では当たり前でもオランダにはなくて驚いた2つのことを紹介します。

1.電気、水道、ガスの検針は自分でやる
2.宅配便は1回のみ、再配達無し

自分で検針する?

毎月、実際に使用した分の電気、ガス、水道の料金を支払います。各家庭のメーターを検針員さんが1つずつチェックして月ごとの料金が確定します。

一方、オランダやヨーロッパでは検針員そのものが存在しません。ではどうやって電気、ガス、水道の料金を決めているのでしょうか?オランダらしい、非常に合理的な仕組みがあるので、紹介します。

オランダには検針員がいない?

オランダには検針員はおらず、なんと、自分で検針します。しかも毎月ではなく、年に一度だけです。毎年年末にこのような用紙が郵便で届きます。
自分で検針の値を入力する用紙
右側に電気、ガス、暖房用の温水のメーターの写真があり、数値を書くための空欄があります。
これはつまり、自分で検針するということです。初めて用紙を見たときは驚きました。

メーターもどこにあるのかわからなかったのですが、玄関の脇の扉を開けると、写真と同じメーターがありました。
オランダの電気メーター
そして表示されている数値を用紙に記入して、電力会社に返信して完了です。
詳細はYoutube動画1:15 付近で解説しています。

どうやって電気代を決めるのか?

電力会社では、去年の数値との差分から、次の年の電気代が決まります。例えば去年との差分が12,000KW(12万円程度)であれば、次の年は毎月1万円定額の請求書が届くことになります。
オランダの電気会社ENECO

これだと、月ごとにどれくらい電気を使ったかはわかりませんが、1年分まとめて使用料を確認しているので年間の合計は同じになり、問題ありません。

また、引っ越すときは、転出するときに検針して清算します。

かつて日本では数万人規模の検針員が稼働しており、その人件費は膨大と言われてきました。
日本の検針員 日本の検針員

一方オランダでは検針員の費用が一切かからず経費が少なく合理的なシステムとなっております。日本でも近年スマートメーターへの切り替えが進んでいますが、オランダではかなり早い段階から『自己申告制』という市民の善意を前提とした合理的な仕組みが定着していました。

詳細はYoutube動画0:44付近で解説しています。

不正やミスはないのか?

気になるのは、自分で数値を少な目に記入したり、故意ではなく間違って記入した場合はどうなるか?という点です。

数値を大幅に少なく書くと電力会社から連絡があったり、訪問に来て確認するようです。
故意に少なく記入したことがばれれば罰金などもあるのでご注意ください。

また、一人暮らしの老人、目が悪い人などは、連絡すれば検針に来てくれます。

オランダ、ヨーロッパはこのように合理的なシステムで無駄な経費を削減しているのですね。
日本もデジタル化で数年後には検針員は不要になるそうです。早く対応してほしいですね。

スマートメーターの普及:
最近日本においても検針方法は「訪問型」から「遠隔・自動型」へ大きく転換しつつあり、自治体・電力会社・水道局で導入が進んでおります。
東京都では2024〜2026年度で13万台を先行導入し通信成功率98%を達成。2027〜2030年度で約100万台を設置し2030年代の全戸導入を目指しています。従来の「2か月に1回の訪問検針」から、高頻度の遠隔検針へ移行すべく着々と進められています。

詳細はYoutube動画2:15 付近で解説しています。

宅配便は1回のみ、再配達無し

次にオランダ移住して初めて分かった驚いたこと2つめはこれ!オランダの宅配、配達は1回のみ。日本のように再配達は基本ありません。配達員は再配達のための残業をする必要はなく効率的。人件費削減にもつながります。ただ利用者にとってはちょっと不便ですが。

宅配業者から配達された様子 不在票

不在の時は隣人に預かってもらう?!

配達員は持ち帰ることをなるべく避けたいので、不在の時はなんとお隣さんのベルを鳴らして荷物を預けることがあります。

その場合、お隣さんが荷物を預かっているというメモを玄関ドアに貼り、帰宅時に気づいたらお隣さん宅に取りに行きます。

最初は驚きましたが慣れると便利です。逆に隣人の荷物を預かるときは不安でしたが。。。

筆者が住んでいたアパートの玄関 筆者が住んでいたアパート
筆者撮影:実際に住んでいたアパートの玄関付近の様子

不在の際は近くの郵便局に自分で取りに行く

2026年現在では日本でもおなじみの「置き配」が主流です。

隣人も留守の場合は配達員は荷物を持ち帰ります。その際、不在票が入っていて近くの郵便局に取りに行くことになります。

オランダの郵便局Postnl
オランダの郵便局Post.nl

オランダの郵便局は食べ物や雑貨なども売っていてまるでコンビニのようです。

不在票を渡すと荷物を受け取ることができますが重いと大変。。。オランダは効率が最優先なので再配達無しは仕方がないですね。

配達時に不在の際、荷物を受け取る方法
不在票を確認し、荷物を預かっている郵便局の支店名、住所、営業時間を確認する
不在票を持参し、荷物を預かっている郵便局に行く
郵便局の受付に不在票を私、身分証明書を見せて本人確認をする
預かってもらっていた荷物を受け取る

オランダにはAmazonが無い?

私がオランダに住んでいた2015年当時、オランダにはAmazonがまだありませんでした。

多くの方はAmazon.deつまりドイツのAmazonを利用してオランダに陸送していました。

2020年、遂にAmazon.nlがオープンしました。
2026年現在、Amazon.nlも普及しましたが、配送の仕組み(再配達なし)は変わらずオランダ流です。この徹底した合理性が、オランダの労働生産性の高さを支えています。

オランダでは国内最大ECのBol.comが強大なので、こちらを使う人が多いです。

オランダやドイツは労働生産性が高いというのはこういう点からも分かります。宅配は1回のみのオランダ。不在なら何度も配達する日本。どちらが効率がよいでしょうか?

これがまさに労働生産性に直結するのだと思います。一人一人の労働者の質、レベルが高いというのではなく、仕組み自体が効率的なオランダ、素晴らしいですね。

日本の至れり尽くせりなサービスに慣れていると、オランダ移住した最初は戸惑うかもしれません。しかし、その分『無駄なコストを削る』というオランダの姿勢には学ぶべき点も多いと感じます。筆者も今ではこのシンプルさが心地よく感じています。

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