2010年からアムステルダム近郊のアムステルフェーン(Amstelveen)に住んでいます。オランダに移住してはや10年以上、最初は右も左もわからないところからスタートしました。
このブログでは、これからオランダへの移住を考えている方や、渡航前に情報収集をしている方に向けて、「あのとき知っておきたかった!」と感じたことを正直にお伝えしていきます。今回はまず、移住前に知っておくべきこと10選をまとめました。
オランダ語が話せなくても意外となんとかなる
オランダは世界でも有数の英語が通じる国です。スーパーでも役所でも英語でほぼ困ることはありません。ただし、オランダ語を学ぼうとする姿勢はオランダ人に好印象を与えます。
移住前に簡単な挨拶(”Goedemorgen”=おはよう、”Dank je wel”=ありがとう)だけでも覚えていくと、ぐっと生活がなじみやすくなりますよ。
アムステルフェーンは日本人が多い”特別な街”
アムステルダム近郊にあるアムステルフェーン(Amstelveen)は、ヨーロッパでも珍しいほど日本人コミュニティが充実しています。日本人学校、日本食レストラン、日本食材を扱うスーパーなど、生活に必要なものがほぼ揃っています。
お子さんがいるご家庭や、オランダ語・英語に不安がある方には特におすすめのエリアです。私もこの街に長く住んでいますが、日本語で話せるご近所さんがいることの心強さは、移住直後には特に大きかったです。

サマータイム(夏時間)の切り替えに注意
オランダを含むヨーロッパでは、毎年3月最終日曜日にサマータイムが始まり、10月最終日曜日に終わります。時計が1時間前後するため、フライトの時刻や仕事のスケジュール管理に注意が必要です。
たとえば、サマータイム中は日本との時差が7時間、冬時間(通常時間)に戻ると8時間になります。家族や会社との連絡タイミングが変わるので、移住直後は特に混乱しやすい点です。

オランダ3月末からサマータイム開始!1時間早まるので初日は遅刻にご注意!
自転車は”必需品”である
オランダは世界最高レベルの自転車大国です。専用レーンが整備されており、多くの人が通勤・通学・買い物に自転車を使います。車より自転車のほうが便利なことも多く、移住したらまず良質な自転車を1台購入することをおすすめします。
注意点は、自転車の盗難が非常に多いことです。丈夫なチェーンロックを複数用意することが現地での常識になっています。
天気は変わりやすい。常に上着を持ち歩くべし
オランダの気候は「曇り・雨・風」が基本です。夏でも急に気温が下がることがあり、晴れていたと思ったら15分後には雨、ということがしょっちゅうあります。
防水性の高いジャケットと、折りたたみ傘は必携アイテムです。逆に言えば、晴れた日のオランダの美しさは格別で、運河沿いのカフェでビールを飲む時間は最高です。
ミュージアムカード(Museum Card)を早めに作るべき
オランダには素晴らしい美術館・博物館が数多くあります。アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、アムステルフェーンのCoBrA美術館など、どこも入館料が10〜20ユーロかかります。
年間約65ユーロで購入できる「Museumkaart(ミュージアムカード)」があれば、対象の400以上の施設が何度でも無料で入れます。オランダ在住者なら絶対にお得なカードで、私も長年愛用しています。
(参考:CoBrA美術館のブログ記事)
医療制度は日本と大きく異なる
オランダでは、まずかかりつけ医(Huisarts:ホイスアルツ)に登録し、そこを通じて専門医に紹介してもらうシステムです。日本のように自由に専門病院に行くことはできません。
移住後は、できるだけ早くHuisartsに登録することが最優先です。英語対応のHuisartsも多いので、探してみてください。また、健康保険への加入はオランダでは義務となっており、到着後すぐに手続きが必要です。
スーパーはAlbert Heijnが基本、日本食材はアジア系専門店へ
オランダのスーパーはAlbert Heijn(アルバート・ハイン)が最大手で、品揃えが豊富です。他にJumbo、Lidlなどもあります。日本食材(醤油・みりん・豆腐など)はアジア系食材店やアムステルフェーン近郊の日系スーパーで手に入ります。


私が10年以上住んでみて感じるのは、「食材の手に入れ方さえ覚えれば、日本とほぼ変わらない食生活が送れる」ということです。
税金と行政手続きは早めに把握しておくこと
オランダに住民登録(BRP登録)をすると、BSN番号(日本のマイナンバーに相当)が発行されます。この番号がないと銀行口座の開設や各種契約ができません。住民登録は市役所(Gemeente)で行います。
また、仕事によっては30%ルーリング(外国人向け税制優遇措置)が適用される場合もあります。税理士への相談も早めに検討してみてください。
日本人コミュニティとオランダ人コミュニティ、両方に飛び込む
移住後に後悔する人の多くが「日本人コミュニティだけに閉じこもってしまった」と言います。もちろん日本人の輪は大切ですが、オランダの文化・生活に慣れるためにも、地元のコミュニティや語学クラスに積極的に参加することをおすすめします。
オランダ人は最初はちょっとクールに見えますが、実はフレンドリーで面白い人が多いです。勇気を出して一歩踏み出すと、オランダ生活がぐっと豊かになります。
まとめ:オランダ移住は「準備8割」
オランダへの移住は、情報収集と事前準備をしっかりしておくことで、スムーズにスタートが切れます。言語・医療・行政・コミュニティ……ひとつひとつは難しくないのですが、同時にやることが多いのが正直なところです。
このブログでは、これから移住を考えている方に向けて、実際に住んでいる立場から具体的な情報を発信していきます。次の記事では、アムステルフェーンという街の魅力についてもっと詳しくご紹介しますので、ぜひご覧ください!


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