ホームドクター制度とは?直接病院に行けません!

オランダ生活
日本では病気をした時、外来で病院に行きますよね。オランダでは、夜間、土日や緊急を除いて、自分で勝手に病院に行くことができません。
オランダをはじめヨーロッパでは、ホームドクター制度を採用しており、まずホームドクターの所に行く必要があります。

日本にはないオランダのホームドクター制度とは

ホームドクターは病院の窓口のようなもので、診察をして専門医や病院への紹介状を書いてくれます。 検査や手術をする施設はなく、アパートの1室などを利用した小さな施設です。
任意ですが、ほとんどの国民がホームドクターに登録するため、病院よりはるかに多くのホームドクター施設があります。 ホームドクターの紹介が無いと、病院で診察をしてくれないので注意しましょう。

ホームドクターのデメリットとしては、症状が軽いと自宅療養と判断されてしまうことです。 電話予約の際、子供が40度の高熱で。。。というと、48時間以上高熱なら来てください、それまでは自宅待機と言われます。

なので、つらくて病院を紹介してほしいときは、なるべく大げさに、重度であることをアピールしましょう。

ホームドクターの登録

では実際にオランダ移住した時のホームドクター登録の流れを説明します。 オランダ移住をして保険に加入すると、家に保険証券(カード)が届きます。

保険証券の番号をもとにホームドクターの登録をします。 近所に複数のホームドクターがいるはずなので、近所の人に評判を聞いておきましょう。評判がよいホームドクターは人気が高く登録枠がいっぱいになっていて登録できない場合もあります。

ホームドクターは変更可能なので、とりあえず他のホームドクターを登録しておいて、登録枠が空いたら、ホームドクターを変更する、ということもできます。

ホームドクター診療の例

私がオランダに住んでいた時、実際にホームドクターに行って診療を受けたときのことを話します。

①風邪

オランダでは風邪やインフルエンザ程度では薬を処方してくれないことが多いです。 抗生物質を飲み過ぎて慣れると効かなくなるという考え方で、風邪は基本、薬を飲まずに自然治癒です。
私は駐在員だったので激務で、風邪を引いても長く休めないので、抗生物質の薬が必要でした。 なので私は、すぐに薬を処方してくれるという評判のDr.VAN HASSELTをホームドクターにしていました。
風邪を引いた場合はホームドクターのHasselt先生の所に行くとすぐに薬の処方箋を書いてくれました。 すぐに治るのでありがたかったです。

②ヘルニア

持病の椎間板ヘルニアが悪化して、腰に激痛・・・ ホームドクターに行かずAmstelland病院に行くと、やはり紹介状がないとダメと言われて、Hasselt先生の所に行きました。

紹介状を書いてもらい病院に行くことができました。その後さらにマッサージ師を紹介してもらい半年くらい通いました。

③盲腸

会社で下腹が重く痛く、耐えられなくなって倒れこんでしまいました。 オランダ人同僚に病院に電話してもらうと救急なので直接病院に来なさい、とのことでAmstelland病院に直行!

超音波機器で確認すると急性虫垂炎とのことですぐにカテーテルで盲腸を切除することになり、手術となりました。 このように救急の場合はホームドクターを通さず病院に直接行くことができます。

ちなみに、オランダでは112番で救急車を呼べますが有料で10万円くらいしますのでご注意ください。この時はオランダ人の車で病院まで行きました。

日本人医師

2015年よりAmstelveenに「JEC ジャパンクリニック 」が開設され、日本人スタッフによる日本語対応、日本人医師清水先生による診療相談を受けることができます。実際私は5回くらい清水先生に診察していただき、日本語で症状を話せるのでとても良かったです。
 以上、オランダではホームドクター制度により、効率的かつ迅速に医療を提供することができております。 日本は医師不足なので、ホームドクター制度にすると、今よりさらに医師不足となるため難しいと思います。

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